今回は下関から一転、地元・天神の警固神社に行ってきました。これまで紹介してきた山道や海沿いの神社とはまるで違って、西鉄福岡(天神)駅から歩いて1分というビルの合間にある神社です。いつも近くを通ることは多かったのですが、あまり立ち寄ったことがなく、天神で買い物のついでにふらっと寄れる距離感がいいなと思って、あらためてちゃんと参拝してきました。
400年以上の歴史があるらしいんですが、鳥居の向こうに高層ビルが建ち並ぶ景色は、これまで回ってきた神社の中でもかなり異質でした。「厄除強運」の神様として知られているそうです。
由緒・見どころ
御祭神は警固三神と呼ばれる八十禍津日神・神直日神・大直日神の三柱。伊邪那岐命が黄泉の国から戻って禊をした際に生まれたとされる神様で、災厄を祓い、乱れたものを正して強運へ導くと信仰されているそうです。社伝によると仲哀天皇9年(200年)、福岡城本丸付近にあたる福崎で警固大神が現れたと伝えられていて、神功皇后の三韓征伐の際には船団を守護して勝利へ導いたという伝承もあるらしいです。

1601年、福岡藩初代藩主・黒田長政が福岡城を築く際に、もともと福崎にあった神社をこちらへ移転させたそうです。一度は別の神社に合祀されたのち、1608年に現在地へ鎮座。以来、福岡城の鎮守として黒田家から厚く崇敬されてきたという歴史があります。「警固」という名前は、大宰府の防衛施設だった「警固所」に由来するそうで、「外からの災いから大切なものを守る」という意味が込められているんだとか。福岡大空襲では天神周辺も大きな被害を受けたのに、社殿は焼失を免れたそうで、なるほど「守る」神社らしいエピソードだなと思いました。

境内には樹齢300年以上とされる大楠もあって、天神のビルに囲まれながらも存在感がありました。今益稲荷神社という境内社もあり、御朱印もいただけるそうです。
絶景ポイント
この神社、海や山の景色があるタイプでは全くないんですが、鳥居越しにビル群が見える景色そのものがちょっとした見どころだと思います。都会のど真ん中に神社があるという構図は、これまで回ってきた郊外・山間部の神社とは真逆の面白さがありました。

鳥居をくぐった先の狛犬と、その向こうに広がるビルの取り合わせも、天神ならではの景色でした。歴史ある神社と現代の街並みが共存している感じが、この神社らしさなんだと思います。

駐車場・運転難易度
ここは正直に書いておきたいんですが、警固神社の駐車場はご祈祷を受ける人専用で、一般の参拝者が自由に使える駐車場ではありません。ネット上には「駐車場50台」という情報もあるんですが、神社公式のFAQでは「ご祈祷を受ける方専用」と明記されていたので、一般参拝目的で車を停めようとするのはやめた方がいいと思います。ご祈祷を受ける場合も、ゲートバー手前で神社へ電話するか授与所に声をかける必要があるそうです。1月1日〜10日の正月期間はご祈祷を受ける人でも駐車できないとのことでした。

なので一般参拝の場合は、天神周辺の有料駐車場に停めて歩いて向かうのが基本です。天神は一方通行や右左折制限も多いので、神社そのものをナビの最終目的地にするより、利用する駐車場を目的地に設定した方がスムーズだと思います。土日祝やセール期間、イベント開催時は周辺の交通量が増えるので、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。特に初詣の時期は大混雑するらしいので、車での参拝はできれば避けた方が無難です。
西鉄福岡(天神)駅から徒歩約1分、地下鉄天神駅から徒歩約3分という立地なので、正直これまで紹介してきた神社の中では一番、公共交通機関との相性がいいタイプだと思います。車で行くというより「天神に車を停めて、街歩きの一環で参拝する神社」と考えるのがちょうどいいです。
周辺のおすすめスポット
警固神社は天神のど真ん中にあるので、参拝の前後に買い物やランチを組み合わせやすいのが一番の魅力です。境内社の今益稲荷神社もあわせて参拝して、そのまま天神の街を歩いて食事に行く、というのが一番自然な回り方だと思います。これまで紹介してきた郊外型の神社とはまったく違う「都会のついで参拝」ができる神社として、天神に来た時にはぜひ寄ってみてほしいです。
アクセスメモ
- 所在地:福岡市中央区天神2丁目2-20
- 駐車場:ご祈祷を受ける人専用(一般参拝者向けの駐車場ではない)。一般参拝は天神周辺の有料駐車場を利用
- アクセス:西鉄福岡(天神)駅から徒歩約1分、地下鉄天神駅から徒歩約3分
- 注意点:正月期間(1/1〜10)はご祈祷を受ける人でも駐車不可
- 運転難易度:★★★☆☆(天神は一方通行・右左折制限が多いので駐車場を目的地に設定するのが安心)


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